こんにちは、いなか ちさき です。
幼児でも楽しめる、探検や旅の話がでてくる児童書はないかな。
幼児でも読めるようにフリガナがついた探検や旅の児童書が知りたい。
幼児が楽しめる探検や旅の要素が入った児童書をお探しの方へ。
わくわくやどきどきするような、探検や旅の要素が入っている児童書は、幼児にとって身近ではない題材だったり、想像しにくい題材だったりしませんか。
児童書「さかさ町」は、身近な題材をさかさにして描かれた物語なので、幼児にも想像しやすく、とても読みやすいですよ。
本記事の内容
- 児童書「さかさ町」基本の情報
- 児童書「さかさ町」の内容について(おすすめなところ/良くないところ)
- 余談:児童書「さかさ町」を読んだ子供の反応(5歳と3歳)
それでは、順番にみていきましょう。
児童書「さかさ町」基本の情報
タイトル |
「さかさ町」
原文タイトル
UPSIDE DOWN TOWN
あらすじ |
兄の「リッキー」と妹の「アン」が、汽車で祖父の家に向かう旅の途中に、思いがけず、見知らぬ町で一泊することになります。そこは「さかさ町」。建物も看板も上下がさかさ。ホテルや病院、学校での常識も、野球の試合や買い物のルールもさかさ。普通の反対になっている町のお話。
「リッキー」と「アン」と一緒に「さかさ町」を観光してみませんか。
対象年齢 |
本の記載はありませんが、岩波書店のwebページの案内は次の通り。
小学2・3年から
使用されている漢字には全てフリガナがあります。
我が家では気にせず5歳と3歳に読みました。
(5歳児は先に自分で読んでいました)
絵柄 (リアル⇔デフォルメ) |
絵はリアル過ぎず細い線で描かれている。
挿絵は赤のような朱色と鉛筆のようなグレーの2色で着色されたシンプルな色合い。
シンプルな色合いが話と絵のイメージに合います。
物語がある87ページ中、見開きで見たときに、どこにも挿絵のない場所は7か所のみ。
作 |
F.エマーソン・アンドリュース(FRANK EMERSON ANDREWS) さん
- 1902年、アメリカのペンシルバニア州ランカスター生まれ。
- アメリカにおける財団や慈善事業の調査・研究で知られる。
- ラッセル・セージ財団、ニューヨークの財団センターなどに長年携わった。
- 子供向け以外、専門書も書いている。
- 1978年没。
絵本の翻訳:小宮由さん
絵 |
ルイス・スロボドキン(LOUIS SLOBODKIN) さん
- 1903年、アメリカのニューヨーク州オールバニー生まれ。
- 美術学校を卒業後、彫刻家として活躍。
- 1941年、挿絵でデビュー。
- 1975年没。
出版・発行など |
岩波書店
初版発行:2015年12月17日
判型:A5・上製
ページ数:96ページ
絵本の評価 (amazon 楽天ブックス 絵本ナビ) |
星5つで評価 2023/05/03時点
amazon 4.3(56件)
楽天ブックス 3.87(34件)
絵本ナビ 4.5(9人)
児童書「さかさ町」の内容について
ここからは児童書を読んだ感想です。
おすすめなところ
幼児でも想像しやすい題材がさかさになっている。
- レストラン
(デザート→肉料理→スープとでてくる。料理の盛り付けもさかさ) - ホテル
(部屋は地下にある。ベッドで寝る向きがさかさ) - 医者
(医者が患者を待っている。薬がおいしい)
良くないところ
特にありません。
ただ、野球を知らない場合は、読みにくい部分があるように思います。
我が家の子供たちは野球に詳しくなかったため、「6.としよリーグ」の話で、5歳児の集中力は切れませんでしたが、3歳児はここの章だけ集中力が切れ、「7.さかさ小学校」から集中力が復活しました。
児童書「さかさ町」を読んだ子供の反応(5歳と3歳)
5歳児
- 読んであげる前に、自分で読んでしまいました。
- トーストを食べるときに、「さかさ町のトーストはバターがさかさに塗ってあってで、べたべたなんだよ」と、自分でさかさに盛り付けたりしています。
- 日常でも「もしこれがさかさ町だったら、〇〇だよね」や「懐中消灯があったらいいなー」などと話してくれて、さかさ町の世界観を楽しんでいました。
3歳児
- 「6.としよリーグ」の章だけは集中力が切れましたが、他はすごく興味津々で驚きました(5歳向けにと思って読んでいたので)
- さかさのものが出てくると「さかさだ」「逆だ」などと嬉しそうに言って、盛り上がってくれます。(読んでいて私が嬉しい)
- 挿絵のないページになったときは、挿絵を見たがったので、前後の挿絵で合いそうな方を開きながら読みました。
3歳が夢中になってくれたのは、ちょっとした旅行に行ったあとだったので、読んだタイミングがよかったのかもしれません。
というわけで、今回は以上です。
ここまで読んでいただきまして、ありがとうございました。
少しでも、児童書選びの足しになりましたら、うれしいです。
さかさになったから、見えてくるものもある。
「リッキー」と「アン」と一緒に「さかさ町」を観光してみませんか。
幼児もわくわくできる冒険や探検、謎解き要素があるおすすめの児童書です。
読みやすいので、絵本からの移行にも使えますよ。
●「ぼくはめいたんてい きえた犬のえ」
【対象年齢】低学年(我が家は4歳と2歳)
身近な謎解き。読むとホットケーキが食べたくなります。
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【4歳の読書】「ぼくはめいたんてい きえた犬のえ」【漢字全てにフリガナ付き児童書 】
幼児期から語彙を増やしたい方におすすめです。児童書(小説)は文字が多くなった分、いろいろな単語や言い回し、表現に出会うことができます。普段使うことのない単語や言い回しを知るきっかけとして、子供の語彙を広げることに一役買います。1ページ10行と言う読みやすい児童書で、ネートと一緒に謎をときながら、語彙を広げてみませんか。
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●「たんけんクラブ シークレット・スリー」
【対象年齢】低学年(我が家は5歳と3歳)
暗号、手紙の解読、探検、キャンプ、合言葉、わくわく要素が詰まってます。
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【5歳の読書】「たんけんクラブ シークレット・スリー」【漢字全てにフリガナ付き児童書】
幼児と冒険や探検、謎解きの要素の児童書を楽しみたい方へ。冒険や探検、謎解きの要素が入っている児童書は、対象年齢的に文章が長すぎたり、挿絵が少なかったりして、困っていませんか。児童書「たんけんクラブ シークレット・スリー」は、ページごとの文字量が多すぎず、挿絵はほぼ全ページにも入っているのでとても読みやすいですよ。
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