こんにちは、いなか ちさき です。
幼児にお金について、わかりやすく伝える本はないかな。
幼児が読めるようにフリガナがついて読みやすい、お金がでてくる児童書が知りたい。
幼児が楽しく読める、お金の要素が入った児童書をお探しの方へ。
お金が題材の本は幼児にとって、「文章が多い、表現が難しい、フリガナがない、挿絵が少ない」などの理由で、興味を引きにくいと困っていませんか。
児童書「めいちゃんの500円玉」は文章の中に挿絵が入っているという形ではなく、全てのページが文章と絵で話が進んでいきます。
絵本のような児童書なので、ページの文字が多すぎず、とても読みやすいですよ。
絵本から児童書への移行にもおすすめです。
本記事の内容
- 児童書「めいちゃんの500円玉」基本の情報
- 児童書「めいちゃんの500円玉」」の内容について(おすすめなところ/良くないところ)
- 余談:児童書「めいちゃんの500円玉」を読んだ子供の反応(5歳と3歳)
それでは、順番にみていきましょう。
児童書「めいちゃんの500円玉」基本の情報
タイトル |
「めいちゃんの500円玉」
あらすじ |
500円玉を拾っためいちゃんが主人公。
落とした人を探したり、交番へ届けようとしていると、拾った500円玉が、買い物をするようにと、しゃべり始めました。500円玉としゃべりながら、スーパーでお菓子や文房具を見たり、ペット屋さん、お花屋さん、神社、商店街の募金活動と、色々な場所を巡りながら500円の使い方を考えていきます。歩きながら、聞こえてくる人々の話を聞いて、向かったのは銀行。しかし途中で、カラスに襲われている子猫を発見します。救出するときに500円を失い、代わりに助けた子猫を飼うことになる話。
対象年齢 |
小学校低学年
文章はひらがなが多い。
使用されている簡単な漢字には全てフリガナがあります。
我が家では気にせず5歳と3歳に読みました。
(5歳児は先に自分で読んでいました。3歳は私の音読後、気に入って自分で音読しています)
絵柄 (リアル⇔デフォルメ) |
絵はリアル過ぎず、シンプルな線で描かれている。
挿絵は黄色とグレー系で着色されたシンプルな色合い。
ふんわりとしたぬくもりを感じる絵と色使いが、話のイメージに合っています。
全ての見開きに挿絵(セリフ付きの絵)あり。
作・絵 |
なかがわちひろ さん
- 1958年 転勤族の子どもとして出生。
- 最も鮮やかな子供時代の風景は、小4秋~中3秋まで過ごした仙台。
- 高校でアメリカに1年間留学。
- 絵本やイラストレーションの世界に目を開かされる。
- 東京芸術大学美術学部の芸術学科に入る。
- 在学中から翻訳していた戯曲より、子供の本が翻訳したくて行動。
- すべての迷いや回り道は、子供の本を作るためにあった。
【なかがわちひろ さんのwebページ】
https://chihironn.com/
出版・発行など |
アリス館
初版発行:2015年12月20日
判型: A5変型判
ページ数:96ページ
絵本の評価 (amazon 楽天ブックス 絵本ナビ) |
星5つで評価 2022/11/28時点
amazon 4.1(20件)
楽天ブックス 4.67(3件)
絵本ナビ 4.67(8人)
児童書「めいちゃんの500円玉」の内容について
ここからは児童書を読んだ感想です。
おすすめなところ
絵本のような児童書で読みやすい。
文章と挿絵という形ではなく、文章と絵で話が進んでいきます。
5歳児にと思った本ですが、3歳も夢中で読んでいました。
良くないところ
特にありません。
心配する部分としては次のとおり。
子猫を飼うというラストを迎えるので、子供が同じように猫を飼いたいなど言い出すことを心配します。
児童書「めいちゃんの500円玉」を読んだ子供の反応(5歳と3歳)
5歳
- 読んであげる前に、夢中で一気に読んでしまいました。
- 「面白かった!」ということなので、どういう話か聞くと、出来事が多いようで全部は言いたくないとのこと。
- 心に残った3つを聞くと「2つなら言える。500円玉とみんなの会話」「めいちゃんが家に帰ってからお父さんとお母さんにする会話」と嬉しそうに話してくれました。(話は理解できたようです)
- 3歳児の音読も横で聞いています。
- セリフを分けて一緒に読んでいました。
3歳
- 途中で集中力が切れるかと思いましたが、たびたび登場する絵のセリフのおかげで最後まで夢中でした。
- 「500円玉を読むから、お母さんはめいちゃんを読んでね」など、セリフを分けて読むのがお気に入り。
- 私が音読した後は、自分で音読をしていました。
というわけで、今回は以上です。
ここまで読んでいただきまして、ありがとうございました。
少しでも、児童書選びの足しになりましたら、うれしいです。
Amazonなどに、試し読みのページはありませんが、表紙の絵がそのまま文章と一緒に出てくる絵の雰囲気です。よろしければ、参考までにご参照ください。
読みやすいおすすめの児童書を参考までに。
絵本からの移行にも使えますよ。
●「ぼくはめいたんてい きえた犬のえ」
【対象年齢】低学年(我が家は4歳と2歳)
読むとホットケーキが食べたくなります。
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【4歳の読書】「ぼくはめいたんてい きえた犬のえ」【漢字全てにフリガナ付き児童書 】
幼児期から語彙を増やしたい方におすすめです。児童書(小説)は文字が多くなった分、いろいろな単語や言い回し、表現に出会うことができます。普段使うことのない単語や言い回しを知るきっかけとして、子供の語彙を広げることに一役買います。1ページ10行と言う読みやすい児童書で、ネートと一緒に謎をときながら、語彙を広げてみませんか。
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●「たんけんクラブ シークレット・スリー」
【対象年齢】低学年(我が家は5歳と3歳)
暗号、手紙の解読、探検、キャンプ、合言葉、わくわく要素が詰まってます。
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【5歳の読書】「たんけんクラブ シークレット・スリー」【漢字全てにフリガナ付き児童書】
幼児と冒険や探検、謎解きの要素の児童書を楽しみたい方へ。冒険や探検、謎解きの要素が入っている児童書は、対象年齢的に文章が長すぎたり、挿絵が少なかったりして、困っていませんか。児童書「たんけんクラブ シークレット・スリー」は、ページごとの文字量が多すぎず、挿絵はほぼ全ページにも入っているのでとても読みやすいですよ。
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