子育て 知育の絵本・図鑑

【1歳と3歳の読書】「プリンちゃん」【絵本で食べることの知育(食育)】

2021年11月22日

いなちさブログ【絵本で知育】プリンちゃん

こんにちは、いなか ちさき です。

絵本「プリンちゃん」を買って1年が経過しました。
我が家でこの絵本を読むと子供が集まってきます。

絵本に興味がない子も、プリンが好きな子なら、この絵本を通して絵本が身近になる、もしくは絵本が好きになるきっかけに一役買うと思ったので紹介します。

栄養士の資格を持つ私としては、プリンをデコレーションする過程が「自分の手で作ったものを食べる」という、食べることの知育(食育)に「身近」「簡単」「わかりやすい」絵本なので、おすすめです。

 本記事の内容

  • 絵本「プリンちゃん」基本の情報
  • 絵本「プリンちゃん」の内容について
    (おすすめなところ/良くないところ)
  • 余談:絵本「プリンちゃん」を読んだ子供の反応
    (買った当時3歳と1歳→現在4歳と2歳)

それでは、順番にみていきましょう。

絵本「プリンちゃん」基本の情報

タイトル

プリンちゃん

あらすじ

プリンちゃん (プリン) が、おしゃれ (デコレーション) をしてお姫さま (プリンアラモード) になるけど、いつのまにか元に戻る話。

対象年齢

理論社のwebぺーじにて「幼児~」とあります。
我が家では1歳だった下の子用に購入しましたが、3歳だった上の子も一緒に楽しんでいました。

絵柄 (リアル⇔デフォルメ)

デフォルメされ、顔(表情)もついたイラスト。
とても可愛らしい絵柄と淡い色使い、ふわっとした絵のタッチが、お話の雰囲気によく合っていてお勧めです。

絵本の文

なかがわちひろ さん

  • 1958年 転勤族の子どもとして出生。
  • 最も鮮やかな子供時代の風景は、小4秋~中3秋まで過ごした仙台。
  • 高校でアメリカに1年間留学。
  • 絵本やイラストレーションの世界に目を開かされる。
  • 東京芸術大学美術学部の芸術学科に入る。
  • 在学中から翻訳していた戯曲より、子供の本が翻訳したくて行動。
  • すべての迷いや回り道は、子供の本を作るためにあった。

なかがわちひろ さんのwebページ】
https://chihironn.com/

絵本の絵

たかおゆうこ さん

  • 絵本作家、画家。東京生まれ。埼玉県在住。
  • 多摩美術大学グラフィックデザイン科卒業。
  • 大手玩具メーカーの企画デザイン室を経て渡米。
  • 色と光と空間にいつも魅せられている。
  • 動物や自然を描くのが好き。
  • お菓子を描くのも好き。
  • 頭の中にはいつも物語がつまっている。

たかおゆうこ さんのwebページ】
http://yukotakao.sakura.ne.jp/

出版・発行など

理論社
初版発行:2011年09月
判型:21cm×21cm
ページ数:28ページ

絵本の評価 (amazon 楽天ブックス 絵本ナビ)

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そのほか

この絵本はプリンちゃんシリーズとしてほかに4冊あります。
どの絵本も絵柄や登場するアイテム、雰囲気がとても可愛いです。

私はシリーズの中から「プリンちゃん」を選びました。

理由は「絵本を身近に感じてほしい」「食べることの知育(食べることに興味を持ってほしい)」という目的がこの絵本選びにあったからです。

絵本の世界を体験させてあげられるかを考えた時に、「プリンをデコレーションして食べる」というのが一番、食材として身近で、再現が簡単で、物語としてもわかりやすいという点が群を抜いて、決定打となりました。

他の絵本は持っていないので詳しくは紹介できませんが参考までに。

(星5つで評価 2021/11/21時点)

第2弾 プリンちゃんとおかあさん 2012年10月発行
概要:出掛けるお母さんの準備を手伝う話
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第3弾 プリンちゃんとモンブランばあば 2014年03月発行
概要:種を植えて育てるプリンちゃんをばあばが見守る話
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第4弾 プリンちゃんとブラウニーとうさん 2015年10月発行
概要:お父さんとさかなつりをするクリスマスの話
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第5弾 プリンちゃんのハロウィン 2018年09月発行
概要:プリンちゃんと友達が仮装するハロウィンの話
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絵本「プリンちゃん」の内容について(おすすめなところ/良くないところ)

いなちさブログ【絵本で知育】

ここからは絵本を読んだ感想です。

おすすめなところ

・ドレスや髪型などを選ぶとき、子供とのやり取りが楽しい。

  • 「これは何?」「スイカだよ」
  • 「これのせるー」
  • 「いっぱい いっぱい」

言葉を発しない頃でも、指差しするものがいっぱいあるので、指差したものを答えるというやりとりがたくさんできます。

・お絵描きが始まる (きっかけになる)

絵本を見ながら、紙に描いたプリンちゃんに子供が選んだものを、飾るように描き足していくという遊びが始まります。
絵が苦手でも、上手く描けなくても、絵本を見ながらそれっぽく描くだけで子供は大喜び。

描いたものが子供に理解してもらえなくても、「これのつもり」と言えば許してくれたり、逆に子供が「これはこうだよ!」と、描いてくれたり、やりとりが楽しい時間になりますよ。

描くのは私だけの時も、子供が一緒に描いてくれるときもあります。

子供との会話がはずんで、夢が膨らみますよ。

良くないところ

「おしゃれな女の子の気持ちにぴったり」と女の子向けに紹介されているところ。
おしゃれをしてお姫様になることは女の子の夢です。

でもそれだけじゃ、もったいない。

 男の子も、女の子も、プリンが好きなら楽しめる。

プリンがデコレーション次第で色々なプリンアラモードになるという視点で見れば、「今日はどんなプリンにしようか?」と、パティシエ気分で男の子も女の子も楽しめます。

余談:絵本「プリンちゃん」を読んだ子供の反応
(買った当時3歳と1歳→現在4歳と2歳)

子供本人をプリンちゃんに見立て、ドレス(クリーム)の代わりにブランケットを巻いて、「にゅにゅ~」と頭の上にクリームと、その上に「パラパラパラパラ~」とチョコスプレーなどをかける真似に大喜びでした。
(寒いのにブラケットを羽織らないと嫌がったので始まった遊びですが、ブランケットに関係なく気に入ったようで、よくやっています。)

 買った当時3歳~現在4歳

  • 最初は「どれにする?」と聞くと「ちょっと待って。次のページを見てから」と物語の整合性をとろうとしていました。(クイズだと思ったのかもしれません。)
  • 「お話のプリンちゃんと違ってもいいよ。〇〇ちゃんだったら何がいい?」と聞いてからは、好きなものを選ぶようになり、今では自由に飾り付けています。
  • 子供の発想は面白い。

 買った当時1歳~現在2歳

  • タイトルページのドアからちらりと見える丸い生き物に「ちらっ」や、最後ねんねするプリンちゃんに「ねんね」と言うのがお気に入り。
  • 各ページでプリンちゃんの周りに描かれている丸い生き物を見つけるのが好きで、見つけると嬉しそうに教えてくれます。
  • デコレーションするものについては「これ」と選んでいただけだったのが、「なに?」と物の名前を聞くようになりました。

というわけで、今回は以上です。
ここまで読んでいただきまして、ありがとうございました。

少しでも、絵本選びの足しになりましたら、うれしいです。
お子さんはどんなプリンが好きですか?

甘いものが好きなお子さんがいらっしゃる方へご参考までに。

● カステラを作る話の「ぐりとぐら
【対象年齢】3歳 (我が家は0歳7ヶ月)

いなちさブログ【絵本で知育】ぐりとぐら
【絵本が好きになる】「ぐりとぐら」【絵本で食べることの知育(食育)】

幼児期から絵本を好きになってほしい。絵本「ぐりとぐら」は、料理や食べることが好きなら、絵本が好きになるきっかけに一役買います。絵本を読むとわくわくする気持ちとカステラが膨らみます。卵から作るものを考えて、ダイナミックに料理をして、出来上がったカステラをモ森のみんなで食べる絵本なので食べることの知育にもなりますよ。

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● 誕生日ケーキを作る話の「おたすけこびと
【対象年齢】3歳 (我が家は1歳)

いなちさブログ【絵本で知育】おたすけこびと
【絵本が好きになる】「おたすけこびと」【絵本で食べることの知育(食育)】

幼児期から絵本を好きになってほしい。絵本「おたすけこびと」は、建設機械(重機)が好きなら、絵本が好きになるきっかけに一役買います。絵本を読むとこびとたちの作るケーキが出来上がっていくと同時に、夢や想像が膨らんでいきます。建設機械(重機)とケーキと誕生日が題材のケーキを作る絵本なので食べることの知育にもなりますよ。

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● ホットケーキを作る話の「ホットケーキできあがり!
【対象年齢】4歳 (我が家は3歳と1歳)

いなちさブログ【絵本で知育】ホットケーキできあがり
【1歳と3歳の読書】「ホットケーキできあがり!」【絵本で食べることの知育(食育)】

幼児期から絵本を好きになってほしい。絵本「ホットケーキできあがり!」は、ホットケーキ好きなら、絵本が好きになるきっかけに一役買います。絵本を読むとホットケーキが食べたくなる。ホットケーキを作ったり、食べたときも絵本が読みたくなる。身近な存在の絵本です。ホットケーキを作って食べる絵本なので食べることの知育にもなりますよ。

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● ケーキをわけたり、作る話の「王さまライオンのケーキ
【対象年齢】5歳 (我が家は4歳と2歳)

いなちさブログ【絵本で知育】王さまライオンのケーキ
【2歳と4歳の読書】王さまライオンのケーキ【絵本でかずとすうじの知育】

幼児期からかずやすうじに親しんでほしい。絵本「王さまライオンのケーキ」は、かずやすうじの知育によいです。ケーキが好きなら2歳からでも絵本を楽しめると思います。大きなケーキをどんどん半分に切って取り分けたり、作ってくるケーキの数を倍に増やしたりするお話の中でさりげない、かずやすうじの知育ができますよ。

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