こんにちは、いなか ちさき です。
絵本「14ひきのあさごはん」を買って2年が経過しました。
現在4歳児と2歳児は、食事やおやつの用意にも興味を持って、自分なりに考えて、自分のできることをしようとしています。
絵本に興味がない子も、あさごはんに限らず食べることが好きな子なら、この絵本を通して絵本が身近になる、もしくは絵本が好きになるきっかけに一役買うと思ったので紹介します。
栄養士の資格を持つ私としては、食事をするにあたって「自分が作ったもの」「自分が収穫したもの」が食卓に並び、それを皆で一緒にいただくということが、食べることの知育(食育)としておすすめの絵本です。
本記事の内容
- 絵本「14ひきのあさごはん」基本の情報
- 絵本「14ひきのあさごはん」の内容について
(おすすめなところ/良くないところ) - 余談:絵本「14ひきのあさごはん」を読んだ子供の反応
(買った当時2歳と0歳5か月→現在4歳と2歳)
それでは、順番にみていきましょう。
絵本「14ひきのあさごはん」基本の情報
タイトル |
「14ひきのあさごはん」
あらすじ |
登場するのは、ネズミの家族。
家族構成は、父母 + 祖父母 + 子供10匹。合計14匹。
朝起きてから朝ごはんを用意するまでの過程を描いた話。
朝ごはんを食べるために、14匹すべてに役割があります。
- 木の実を取りに行くグループ。
- パンを焼くグループ。
- スープを作るグループ。
各々が持ち寄った品を食卓に並べると朝食の完成。
みんなで囲んで朝ごはんを食べます。
対象年齢 |
絵本そのものに記載はありません。
童心社と絵本ナビのwebページにて「3歳~」と紹介されています。
登場する14匹のキャラクターを見分けるという点で3歳~とあるのかもしれません。
内容としては、添えられている文も少ないので、幼くても会話を楽しむことができる絵本です。
我が家では気にせず、2歳児と0歳5か月が読んでいました。
(今は4歳児と2歳児が読んでいます。)
絵柄 (リアル⇔デフォルメ) |
全体的にはリアルで写実的。
特に自然風景の描写(線画や色使い)が美しい。
だだ、登場するネズミたちは、個性や愛嬌を感じる表情があり、服を身に着けるなどしてデフォルメされているので親しみやすくおすすです。
作と絵 |
いわむらかずお さん
- 1939年東京生まれ。
- 東京芸術大学工芸家卒
- 少年時代、広い雑木林が遊び場
- 1970年絵本作家デビュー
- 同年東京杉並区から多摩丘陵の日野市の団地に引越し
- 1975年東京から栃木県益子町の雑木林の中に引越し
- 6人きょうだいで育ち、子どもは5人
- 1998年「いわむらかずお絵本の丘美術館」を開館
- 絵本・自然・子供をテーマに活動中
【いわむらかずお絵本の丘美術館 のWebページ】
http://ehonnooka.com/
出版・発行など |
童心社
松谷みよ子 さんの「あかちゃんの本 いないいないばあ」などを出版しているところ
初版発行:1983年7月10日
判型:B5判 26.6cm×19cm
ページ数:32ページ
そのほか |
・第6回絵本にっぽん賞
・よい本 に選定
絵本にっぽん賞とは…
【主催】
全国学校図書館協議会・読売新聞社
【実施期間】
1978~1992年(第1~15回)
【内容】
毎年、1年間に日本で出版された1000冊以上の絵本の中から、日本絵本大賞、日本絵本賞、日本絵本賞翻訳賞を授与する絵本にっぽん賞。
第6回は1982年9月~1983年8月に出版された絵本が対象。
【補足】
全国学校図書館協議会(全国SLA)とは、1950年2月に結成され、学校図書館の充実発展と青少年読書の振興を図るために様々な活動を行っている。
よい絵本とは…
【選定】
全国学校図書館協議会絵本委員会
【実施期間】
1977~2016年(第1~28回)
【内容】
1972年制定の「全国学校図書館協議会絵本選定基準」を基に、1977年に戦後出版され入手可能な絵本の中から、100点を厳選。
第1回「よい絵本」として発表。
以降、新刊絵本から選んだ絵本を加え、第17回までは毎年、それ以降は隔年ごとに発表及び刊行。
【補足】
全国学校図書館協議会絵本委員会とは、1968年に設置された全国学校図書館協議会(全国 SLA) の常設委員会。保育園、幼稚園、小・中・高、大学の関係者や絵本研究者など約10名前後が、新刊絵本を中心に、読み聞かせなどの実践の結果を持ち寄って、絵本の研究をしている。
絵本の評価 (amazon 楽天ブックス 絵本ナビ) |
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シリーズについて |
14ひきシリーズとしてほかに11冊あります。
どの絵本も自然風景の描写が美しく、日常にある親しみやすい題材です。
私はシリーズの中から「14ひきのあさごはん」を選びました。
理由は「絵本を身近に感じてほしい」「食べることの知育(食べることに興味を持ってほしい)」という目的がこの絵本選びにあったからです。
絵本の世界を体験させてあげられるかを考えた時に、「あさごはん」という題材が一番、毎日の生活の中で頻度が高く、子供にとって何より身近という点が群を抜いて、決定打となりました。
他の絵本は持っていないので詳しくは紹介できませんが参考までに。
(星5つで評価 2021/12/01時点)
「14ひきの ひっこし」
がけを登り、河を渡って引っ越しだ。
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「14ひきの やまいも」
みのりの秋。いもほり名人はおじいさん。
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「14ひきの さむいふゆ」
雪が舞う冬。14ひきは何をつくってる?
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「14ひきの ぴくにっく」
春の日差しの中、お弁当持って野原まで。
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「14ひきの おつきみ」
高い木の上に、おつきみ台をつくろう。
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「14ひきの せんたく」
谷川のせせらぎで、ジャブジャブ洗濯。
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「14ひきの あきまつり」
紅葉の秋。せいやせいや、きのこみこし。
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「14ひきの こもりうた」
おかあさんの歌で、ねむるのはだれ?
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「14ひきの かぼちゃ」
みんなでまいた種。芽がでて花が咲いて。
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「14ひきの とんぼいけ」
おひるたべたら、とんぼ池であそぼう。
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「14ひきの もちつき」
さあ、どんなおもちがつけたかな?
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絵本「14ひきのあさごはん」の内容について(おすすめなところ/良くないところ)
ここからは絵本を読んだ感想です。
おすすめなところ3つ
①子供と会話が弾み、想像が膨らむ。
詳細に描かれた絵の情報量にたいして、添えられた文は映画の字幕のようにページの最下部に一言、二言。
誰が何をどうしているかは詳細に語られません。
その代わりに、投げかけられます。
- おねぼうさんは だれ?
- ひとくち たべてみてるの だれ?
- くるくる こなを まるめて、なに つくってる?
この絵本を読んでいると自然に子供と会話が弾み、想像が膨らみます。
- 「この子は何しているんだろう?」
- 「こんなところにてんとうむしがいたー」
- 「これはなんだろう?」
読むたびに子供が発見することがあって面白いですよ。
子供の方がよく見ています。
ある時、手を手当てされている子に気が付いて、読み返しました。
- 野イチゴをとっているときにケガをする
- ケガを気にしながらの帰宅
- ケガの手当て
これ以外にも、一人ひとりの時系列がちゃんと描かれていますよ。
②自然風景の描写、色使いがこの上なく美しい。
- 細部までしっかりと繊細に描かれた線画
- 透明感のある着色
- 美しい絵を遮る文がない画面構成
絵本を見ているだけなのに、物語の始まりから最後まで、どのページをとっても、空気の存在や、温度、においなどを感じて、まるで自分がその中にいるかのような感覚になります。
③1人1人に役割があるところ
「これは自分が作った」「これは自分が採ってきた」と言えるものがそれぞれ食卓に並んで、子供たちそれぞれの「できた」があふれた食卓。
子供に料理する工程の一部を手伝ってもらうのではなくて、子供の力だけで完成できる料理を作らせてあげたくなります。
10匹の子ネズミたちが自分で考えて動いているから、生き生きと力強く、生きる力やたくましさを感じるのかもしれません。
良くないところ
初めは子供10匹が誰が誰かわからない
初めて読むとき、子供10匹は誰が誰なのか、説明もなく、文による描写もなく、話が進んでいくので、表紙にある名前付きの絵と見比べながら読みました。
「おねぼうさんは だれ?」に答えたくても、「このこは誰だったかな?」と表紙と中身を行ったり来たり。
見分けることが楽しい。
問いに答えたいがあまり、子供は見分けようと一生懸命に絵本を見てくれます。
見分けられなくても、「誰だったかな?」と表紙と中身で行ったり来たりしながら読むのも、子供と会話が弾んで楽しいですよ。
文による描写がなくても絵だけで十分、子供10匹それぞれの個性(性格)など、感じるものがあります。
絵本「14ひきのあさごはん」を読んだ子供の反応
(買った当時2歳と0歳5か月→現在4歳と2歳)
買った当時2歳~現在4歳
現在4歳- 「おねぼうさんは だれ?」などの問いかけがあるたびに、「お母さんは言わないでね」と言いながら、表紙を見ながら名前を必死に探したり、最初から最後まで夢中で読みました。
- 「だあれ?」の問いに答えられるのが、とてもうれしいという感じです。
- 何度も読んでいると、「この子は何しているの?」「これは何?」「この子はなんて言ってるの?」など、細かく描かれた絵の中から気になったことを話すようになりました。
- 4歳になった今では「この子はね………なんだよ。」と、絵を見て感じたことや想像した会話を話してくれます。
買った当時0歳5カ月~2歳
- 内容を順に読むことはなく、途中を開いたり、前に戻ったり、飛ばして進んだり、本人が好きなページを好きな順に見ていました。
- 開かれたページで「この子はまだねんねしているね」とか「おいしそうだね」など絵について会話したり、指を差してきたところについて、「これは〇〇だよ」などと会話しました。
- 2歳になるころには絵本の内容を読むようになり、「おねぼうさんは だれ?」などにも反応するようになりました。
というわけで、今回は以上です。
ここまで読んでいただきまして、ありがとうございました。
少しでも、絵本選びの足しになりましたら、うれしいです。